★信用情報開示の実況中継★
相談者様から自分の信用情報はどのようにしたら取得できるのかというお問い合わせをいただくことがあります。そのときは、信用情報機関のホームページに案内がでていますので、そちらを参考にしてみて下さいとご案内しております。
実は指定信用情報機関の株式会社日本信用情報機構(JICC)の大阪開示センターは、あさひ司法書士事務所から徒歩10分程度の場所にございます。そこで、私も開示手続きを実体験し、皆様にご紹介できればと思い立ち、大阪の堂島にある大阪開示センターに行ってみることにしました。
以下は、そのレポートです。
①○月×日の午前10時半、JICC(大阪)を訪問
JICCの大阪開示センターは、堂島プラザビル(大阪府大阪市北区堂島1-5-30)の6階にあります。
堂島プラザビルは、四つ橋筋沿いにある堂島1の交差点にある堂島アバンザとホテルエルセラーン大阪の間の道を少し入ったところにあり、ホテルエルセラーン大阪の隣にあるビルです。
【窓口受付時間】
月曜日~金曜日(祝日・年末年始を除く)
10:00~16:00
【アクセス】
JR「大阪駅」より徒歩10分
地下鉄四つ橋線「西梅田駅」より徒歩5分
JR東西線「北新地駅」より徒歩5分
京阪中之島線「渡辺橋駅」より徒歩5分
大阪市バス8系統、53系統、62系統、88系統の大阪駅前ゆきの「桜橋」バス停留所より徒歩1分
堂島プラザビルの1階玄関を入るとすぐ正面にエレベーターがありましたので、エレベーターで6階まで上がりました。
エレベーターを降りると、いきなり警備員さんがいらっしゃったので、一瞬びっくりしました。
信用情報の開示請求をしたいと伝えると、受付カウンターを案内してくれました。
受付の場所は、銀行窓口の待合のような感じで、待合椅子や、用紙を記入する記載台がおいてありました。当初予想していたのとは違い、あまり広いスペースではありませんでした。
たくさんの客が来ているのかなと思っておりましたが、部屋を見回すと、私以外に1人しかお客さんがおらず、静まりかえっていたので、何となく気まずいなと思いつつ、受付カウンターにいきました。
②受付窓口で開示請求のための申込書をもらう
受付担当の方も1人しかおらず、まずは用件を尋ねられましたので、「信用情報の開示希望です」と伝えました。すると、身分証明書の提示を求められましたので、私は運転免許証を提示しました。受付担当の方がその運転免許証を受取り、申込用紙が綴じられた厚手の2つ折りの黒いファイルに、その運転免許証をはさみ込んで、そのファイルを渡されました。そして、その申込用紙に記入してから、手数料を券売機で支払い、受付窓口まで持ってくるようにと言われました。
③申込用紙に手書きで記入
申込用紙を記入する記載台にいき、申込用紙に自分の名前、生年月日、現住所を記入しました。
また、申込用紙には、前住所(前住所でローン等の契約がある場合は、前住所のアパート名・マンション名・部屋番号まで正確に記入してください)を記入するところがあり、注意事項として、『前住所等の記入がない場合、前住所で登録されている情報は開示できません。』と記載されていました。
私も過去に何度か引越をしたことがありましたので、あらかじめ前の住所を調べてから来ましたので、慌てることなくスムーズに記入することができました。
※もしJICCで個人情報の開示手続きを予定されている皆様で、過去に引越をされているような場合には、前もって前住所を調べておく必要があります。
【前住所を忘れてしまった場合の前住所の調べ方】
・住民票を住所地の役所から取り寄せる。
・戸籍の附表を本籍地の役所から取り寄せる。
※住所変更を複数していたり、転籍をされている場合には、複数の役所で手続が必要な場合があります。
④券売機で手数料の支払
申込用紙を記入すると、記載台のすぐ近くに手数料を支払うための券売機がありましたので、私の場合は券売機に現金500円を投入して、手数料券が発券されました。その発券された手数料券と申込書をもって受付窓口に提出しました。
手数料は、本人や法定代理人が窓口で情報開示請求をする場合には、500円ですみますが、郵送による情報開示請求の場合には1,000円が必要となります。
※私の場合、引越を何度かして住所が変わっていたので、その場合でも手数料は500円だけでいいのかと気になり、受付窓口の人に尋ねたところ、500円で大丈夫ですとのことでした。
ただ、結婚などして姓が変わっている場合には、名前ごとに開示手数料が必要となります。
⑤待合スペースで待つ
受付窓口で申込書と手数料券を提出すると、領収書と受付の番号札をわたされました。準備ができましたら番号をお呼びしますので、番号が呼ばれるまで待合スペースにある椅子にかけてお待ち下さいと言われました。
どのくらい時間がかかるのかなと思いながら番号が呼ばれるのを待っておりましたが、3分ほどで番号が呼ばれました。予想以上に早かったので少しびっくりしました。
⑥信用情報記録開示書の受領
番号を呼ばれ受付窓口にいきますと、信用情報記録開示書を見せられ、そこに記載されている名前・生年月日などに間違いがないかを確認してくださいと言われました。
確認したところ間違いはなかったので、「間違いありません」と答えると、無事に信用情報記録開示書をもらうことができました。
開示される信用情報記録開示書の中身としては、①ファイルDと呼ばれる借入情報を主とした情報、②ファイルMと呼ばれるクレジット情報を主とした情報、③照会記録となります。また、その開示書の見方についてわかりやすく説明した説明書も一緒にもらうことができます。
(まとめ)
私の場合は、受付から申込用紙に記入して、最後に信用情報記録開示書をもらうまでにかかった時間は、約10分ほどでした。運転免許証を持参すれば、その場ですぐに自分の信用情報記録開示書をもらうことができ、手続きも非常に簡単でした。
信用情報の開示を希望されている方は、ご本人が直接窓口に行って開示手続きをするのが一番簡単で楽な方法ではないかと思います。
なお、その他にも郵送による開示請求や、任意代理人による開示請求などもありますが、信用情報記録開示書の取得までに時間がかかりますし、準備する書類等も増えてしまい手間です。また手数料も本人が窓口で開示請求するより高くなってしまいます。
※なお、運転免許証以外の本人確認書類でも手続はできますので、詳細は株式会社日本信用情報機構(JICC)に問い合わせしてみて下さい。
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