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有限会社ラックスキャピタルから債権管理の委託を受けたという債権回収会社より和解提案書が届いたら消滅時効を考えよう  (更新日:2019.06.12)

有限会社ラックスキャピタルより債権管理業務を受託したという○○債権管理回収会社より手紙が届いた方はいらっしゃいませんでしょうか。

 

有限会社ラックスキャピタルは、東京都港区にある会社です。

 

おそらく、有限会社ラックスキャピタルから直接お金を借りたことがあるという方は、いらっしゃらないのではないと思います。

 

そのため聞き覚えの無い会社名のため、架空請求か何かではないかと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

この有限会社ラックスキャピタルは、あさひ司法書士事務所に寄せられる相談の中でも、しばしば登場する会社です。

 

昔にディックファイナンス株式会社やアイク株式会社から借入経験があり、返済を長期にわたってしていないという場合に、有限会社ラックスキャピタルがディックファイナンス株式会社から債権を譲り受けたといって、登場します。

 

その他にも、中央クレジット株式会社から債権を譲り受けたといって、登場したこともありました。

 

ディックファイナンス株式会社、アイク株式会社、中央クレジット株式会社は、以前は金銭の貸付けをしていた会社ですので、その名であれば利用経験の覚えがあるというかたも多いのではないでしょうか。

 

あさひ司法書士事務所で取り扱ったケースでは、この有限会社ラックスキャピタルから委託を受けたというオリンポス債権回収株式会社から「和解提案書」や「法的措置予告通知」が送られていることがありました。

 

その和解提案書の中には、驚くほど大幅な値引き金額での支払い条件での和解提案が記載されていました。

 

あまりの大幅減額の提案なので、法律に詳しくない一般の方は、ありがたく思ってしまい、すぐに電話をしてしまいたくなるかもしれません。相手の会社の狙いもそこにあると思われます。

 

でも、慌てて、すぐに相手先に連絡を入れてしまうのは非常に危険です。

 

なぜなら、消滅時効の援用で借金を支払わずにすむ可能性があったにもかかわらず、相手方にうまく誘導されて、返済の約束や一部入金などをさせられてしまい、後から消滅時効に気が付いても消滅時効で解決できなくさせられてしまうという危険性があるからです。

 

まずは、最後に返済されてから5年以上経過していないか、もしその可能性がわずかでもあるようでしたら、借金の消滅時効の可能性を考えて、専門家に相談されることをお勧めします。

 

当然ですが、債務者が債権者側に相談の連絡を入れたとしても、債権者側が債務者の為に消滅時効の可能性を説明してくれるとは到底考えられませんので、相談すべき相手を間違わないようにしましょう。

 

あさひ司法書士事務所

司法書士久保正道
 

 


 

■あさひ司法書士事務所では、消滅時効援用をはじめ債務整理業務に特化して10年以上の経歴を持つ司法書士久保正道が直接皆様の担当をさせて頂きます。

 
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