あさひ司法書士事務所の司法書士の久保です。
借金問題にお困りの方から、毎日多数の相談を頂いておりますが、その中には他の事務所で債務整理された方からの相談もあります。
再和解の相談もしばしばいただくことから、相談者様からは他の事務所についてもお聞きすることもあります。
中には、ちょっと業務対応として不適切ではないかと感じてしまうような事務所もございます。皆様には、事務所を選びに失敗して欲しくないので、一部紹介させて頂きます。
①面談を実施していない。
過疎地など面談が困難な特別の理由があるわけでもないのに、直説面談もせず郵便のやり取りで安易に依頼を受けている。
最近も大都市の大阪に在住の相談者様が、わざわざ東京の事務所と郵送のやり取りだけで契約をし、その事務所に行ったこともなければ、弁護士や司法書士に会ったこともないという事例がありました。
また概して、そういうケースでは相談者に手続きの説明も十分にはなされていないという印象を受けることが多いです。
なお、電話で話をしたというのは、ここでいう直接面談を実施したということにはなりませんのでご注意を!
直説面談の必要性については、こちらを参照下さい。
②事務所に電話してもいつも事務員としか話ができない。
これは、わたしが再和解交渉の相談を受けた関係で、以前の手続きを行ったという某事務所に問合せしたところ、何度連絡しても毎回事務員しか電話に出てこず、責任者である司法書士から折り返し電話をしてくるようにお願いしても、結局何の連絡もしてこなかったという事務所がありました。
不誠実極まりない対応に、腹立たしい気持ちになりました。
この事務所には司法書士が本当にいるのか、業務は本当に司法書士自身が行っているのか大いに疑問を感じさせられました。
皆様も、依頼した事務所に連絡をしても、いつも事務員にしか対応してもらえないということであれば要注意です。
③任意整理後の返済代行の手数料がかかることの十分な説明がないまま、返済代行サービスの利用をさせられていた。
任意整理後に事務所の返済代行(名称は様々で、管理料と言っているところもあります。)を利用しているという方からの相談もしばしばあります。
あまりこの点を取り上げて記事にしている事務所もないようなので、当事務所の返済代行サービスに関する記事が際立ってしまっているからかもしれませんが・・・。
返済代行報酬とか管理料とかの説明をすると、『そんな金銭的負担がかかるとの説明は前の事務所からは受けていない』と驚かれる方があります。
また当事務所の記事をみて代行手数料に疑問をもたれた相談者様からは、『何とかならないか』、『そんな報酬が取られるのがわかっていれば自分で直接債権者に振り込んでいたのに』と後悔される方もいらっしゃいました。
もちろん、きちんと説明を受け、納得の上で返済代行サービスを利用をされるのであれば、問題はないと思いますが・・・。
返済代行に関する相談をお聞きしていると、あまり理解されないまま利用している方が多いいう印象を受けます。返済代行サービスについては、こちらも参照下さい。
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